【映画】ヤクザと家族ー私的感想★5!(愛)
※以下、ネタバレに注意してお読みください※
実は私、元役者(11年)をしていた為、映画やドラマが大大大好物です。
今回、ずっと後回しにしていた映画、「ヤクザと家族」をこの三連休中に鑑賞しました。
結果的には、"観るのを後回しにしていて大変申し訳ございませんでした。"と謝罪したい程に素敵な作品でした。
今私のブログになんとなく辿り着いた方で、映画好きな方がいらっしゃるのであれば、ぜひとも観て頂けると嬉しいです。
ではでは本題の感想に参りますが、私がこの映画を観てとても良い!と思った部分はズバリ以下2点です!
- キャストが素晴らしい
- ヤクザの変遷に問わない話の内容
1.キャストが素晴らしい
皆さん同じこと思うと思います。
主演の綾野剛さんに関しては、今までいくつもの映画やドラマ等で、反社系を演じてらっしゃいますが・・・何をされても、全然色がやっぱり違いますし(演じる役柄が全く違うからなんでしょうけど・・・)、不自然でもないけれど、少し夢を見させてくれるような、そんなお芝居をされるなぁ。というイメージがあります。
観ているこちらも、とても引き込まれるし、楽しいですよね!
あと私が魅力にやられてしまったのは、舘ひろしさんです。
かっこよすぎて、登場シーンで水を吹きました。(笑)
映画の中では舘さん演じる、"親父"の変化も描かれるのですが、どんな舘さんでもずっとかっこいいのです。
またそのかっこよさが、"彼に似合っている"というのが、凄いです。役作りもあるんでしょうけど、ナチュラルで彼がかっこいいのだろうなぁ。と惚れ惚れしてしまいました。
2.ヤクザの変遷に問わない話の内容
こちらは、私ならではの感想かもしれません。
話の大筋は、ある町のあるヤクザの変容の流れです。
まだ世間でヤクザが好き放題生きていた時代から、暴対法が発令されてからの、ヤクザの生き辛さ等を描いています。
でも、この映画を単にヤクザの時代変遷を描いた映画だと片付けてしまうにはもったいない!!と激しく思いました。
まず、主演は綾野剛さんですが、主演意外の主要登場人物についての人生描写がとても丁寧に描かれているのです。
色々な映画がありますが、登場人物のあれこれについては、ピックアップされなかったり、雑に描かれているものも正直多いです。無論、そういう場合は、その描写が不要だからなのですが。
それが分かる様子があります。話の内容はもちろんなのですが、
1シーンに対するカット割りが少ないような気がするのです。
通常映画であれば、1つのシーンを色んな画角で撮りますよね。確かに、この映画もそうなのですが、なんとなく、「この画角少しだけ長いなぁ。」と思う所があるのです。
私の気のせい?と思いつつも、少し長い台詞を同じ画角で話した後の表情まで、長めに流れているなと思うシーンが沢山ありました。
"何を意味しているのだろう"と考えたのですが、1つの結論にたどり着きました。
この映画では、もちろん題材がヤクザということもあり、"義理・人情"が描かれているのですが、この義理や人情という言葉は、日本人だからこそ大切にしている"心"="武士道精神"に近いな。と私は思っているのです。
実際に主人公は沢山の自己犠牲を払って生きています。
武士道精神は、やはり日本だからこそ生まれた心ですよね。
・嘘をつかない
・卑怯な真似はしない
・最後まで誠実に行動する 等
こういった武士道精神こそ"日本の心"
世界の言葉に翻訳できない、"おもてなし"なんかも、これらが成立しなければ出来上がるはずのない言葉だと、私は思っています。
そしてこういった主人公の精神が、映画内で引き継がれていたこと、とても幸せな気持ちになりました。
日本人の価値は、"人柄。精神力" ここだと私は思っています。
目には見えず、評価されにくいのですが、どんなに経済が廃れても、ここだけは腐らない。と信じています。
そんな、”日本人の美しい心”そのものを映しだしてくれた映画だと、
心から思いました。そしてそれを全世界に配信してくれるなんて。Netflixはなんと優秀なのでしょう!(急に宣伝w)
だからこそ、この映画を、ただのヤクザ映画として捉えるのはもったいないと思うのです。
藤井監督、出演者の皆様、久々に素敵な映画を魅せて届けて下さって有難うございました。全力で感謝です。
日常に置き換え、私も"日本人としての心"を大切に生きていきたいです。
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